読書– category –
-
読書
【レビュー】台湾に日本の新幹線を走らせる。『路(ルウ)』吉田修一
「走れ!走れ!走れ!」 2012年刊行の吉田修一さんの小説。 台湾に新幹線を走らせる。日本人と台湾人が協力してそんな一大プロジェクトを成功させるまでの物語です。 プロジェクトを手がける日本商社で働く春香。 春香が学生時代に台湾へ遊びに来たとき偶... -
読書
【レビュー】おっさんだって生きている『ワイルドサイドをほっつき歩け』ブレイディみかこ
「お前らの世代は、なんでもそういう風に合理的に片付けようとするけど、人間が生きるって、それだけじゃないからな」 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のブレイディみかこさんの新作です。ブレイディみかこさんは、いわゆる労働者階級が多... -
読書
【おすすめ】小川洋子さんの小説おすすめの3冊
小川洋子さんの小説が好きでいろいろと読んできたので、その中からおすすめの3冊をご紹介したいと思います。 以前、新潮クレスト・ブックスの『ペンギンの憂鬱』をご紹介したときに、小川洋子さんの小説と雰囲気が似てるな、と思ったこともあり、もう一度... -
読書
【レビュー】不況時こそ公衆衛生対策を『経済政策で人は死ぬか?』
どの社会でも、最も大事な資源はその構成員、つまり人間である。 この本は、アメリカのサブプライムローン問題に端を発する世界金融危機とリーマンショック後の世界同時不況の際に出版されました。 著者は、オックスフォード大学の政治経済学・社会学教授... -
読書
【レビュー】人類誕生後初の事態『2050年世界人口大減少』
「脳はもっとも重要な生殖器です」 2050年 世界人口大減少posted with ヨメレバダリル・ブリッカー/ジョン・イビットソン 文藝春秋 2020年02月24日頃 楽天ブックスAmazonKindle 【世界の人口は増加している】 2020年5月現在の世界の人口は約77億人です。こ... -
読書
【おすすめ】装丁も素敵な新潮クレスト・ブックスおすすめの3冊
新潮クレスト・ブックスというシリーズが好きです。 新潮クレスト・ブックスは、海外の小説、ノンフィクションなどを取り上げているシリーズです。まだ日本であまり知られていない作家を扱っていることも多く、私もこのシリーズで初めてジュンパ・ラヒリを...