【レビュー】『メルケル 世界一の宰相』カティ・マートン

翻訳家の土方奈美さんのポッドキャストで、この本の翻訳者さんである倉田幸信さんがゲストで来られていて、すごくおもしろそうだったのでKindleで買って読みました。

私は普段あまりニュースも見ないし、世界の情勢にはかなり疎いです。メルケルさんがドイツの宰相だということは知っていましたが、どんな人で、どんなことをやっていたか、ということは全く知りませんでした。

でも、この本を読んで、メルケルさんのことがすごく好きになりました。こんなリーダーだったらついて行きたい。

もともと物理学の研究者だったこともあり、すごく論理的な考えをする人で、個人的なことはほとんど話してこなかったそうです。

言葉ではなく、行動で示すタイプ。

後に続く女性に対しても、重要ポストにつけることで大事にしているということを本人にも国民にも示す。

尊敬する人は、キュリー夫人とエカチェリーナ2世だそうです。

「そんな大発見ができたのは、キュリー夫人が自分の考えは正しいと固く信じていたからです・・・自分の考えを信じ、たとえ信じているのが自分だけだとしても、それを追求し、苦楽を経験しながら耐え忍べば、最後にはかならずゴールにたどりつくのです。その考えさえ正しければ」

第1章 共産主義の秘密警察国家 東独に育つ

おこないは言葉よりはるかに重みを持ち、愛を示すとは、ある目的を達成することではなく、粘り強く、不屈の精神で挑戦することーーーそれがアンゲラ・メルケルの信条だった。

第1章共産主義の秘密警察国家・東独で育つ

クラスのガキ大将みたいなプーチンに冷静に対抗できるのは世界でメルケルだけだったのかもしれないなあ。。。

BUSINESS INSIDERより

2018年のG7サミットでの写真が象徴的です。本文にもありましたが、駄々をこねるガキ大将に抗議する学級委員長みたい。横で「任せた」と他人事のような顔をしている日本の総理大臣。。。

難民受け入れ問題をきっかけに、国民の支持が下がってしまい、引退へと至ってしまいましたが、決して間違ったことはしていないと本人は最後まで思っていたんだろうと思います。

もし日本で、100万人の難民を受け入れるとなったら、どういう立場を取るか。人ごとではなく、一人一人が考えないといけないことだろうなあ。

女子学生たちへ向けたメルケルのメッセージ。心に響きました。

自分に自信を持ちなさい。生計を他人に頼らないこと。思い切って反対意見を述べること。何を言われても卑下することはありません。

第18章 コロナとの死闘

尊敬する人、メルケルになりました。

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