【超相対性理論メモ1】#1-3我々は数字の奴隷から脱却できるのか

『超相対性理論』は、コテンラジオの深井さん、学びデザインの荒木さん、Takramの渡邊さんの3人が、毎回とても刺激的な対話を繰り広げるポッドキャスト番組です。

あまりにハッとする内容が多くて、2回目はメモを取りながら聞きました。これ後でチェックしよう、と思うような引用や本がたくさん出てくるからです。メモ取りながらラジオを聞いたのは初めて。

せっかくなので、ブログにも書き留めておこうと思います。まずは第1回〜第3回のテーマ『我々は数字の奴隷から脱却できるのか』。

私のメモの箇条書きと、参考文献やサイトをただ並べているだけなので見にくいかもしれませんが、備忘録ということで、、(途中に入っているリンクは私が調べた関連サイトです)


資本主義の限界
ファスト&スロー

Well-beingとは「調和」
貧困線からいくら以上収入が上がると、それ以上増えても幸福度は上がらない
1968年ロバート・ケネディの講演 「幸福はGNPでは測れない」

モノオモイな日々 Lost in Thought
幸福は、GDPでは測れない:50年前、ロバート・ケネディが語ったこと - モノオモイな日々 Lost in Thought この週末、「シャーリー&ヒンダ」という映画を観た。歩行もままならないふたりの老女が、ふとしたきっかけで「経済成長」というものに疑問を持つ。そして、経済成長とはい...

トリプルボトムライン 3つのP(Profit ,Planet,People)
https://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1197094_1501.html
Profit以外の目標は客観的に測定しにくい


統計学的超自我 『享楽社会論』松本卓也

ハラリ 自分の身体と会話しなさい
マインドフルネスをアプリ化すると逆に自分の身体とのコミュニケーションをしなくなる アプリの奴隷になるだけ


『Hooked ハマるしかけ』


ケンブリッジアナリティカ事件

ケンブリッジアナリティカ事件のこと全然知らなかったので、この暴露本を読んでみました。んー、なかなか、、、悪口大会って感じでしたが、すごく勇気のある告発だとは思いました。


『デカルトからベイトソンへ』バーマン 

デカルトは世の中を「分ける」ことから始まった。
自分と他者。世界に参加しない。外から眺めている。
世界に参加しても問題は出てくる。細分化から逃れる横断的な学問分野が大事になってくる。

能の「離見の見」→自分の舞を客席から眺める(アジアの伝統文化にこのような考え方多い)
領域またぎが重要 戦略論と倫理を切り離すと意味がなくなる マーケティングの考え方だと人間をどんどんハックしようとする テクノロジー重視で答えのない問いを無視すると調和が取れない

ネガティブ・ケイパビリティ 帚木蓬生

ネガティブ・ケイパビリティの考え方、すごくしっくりきました。帚木蓬生さんの本、読みましたがすごくおもしろかったです。レビューブログも書いてます。


問題を宙ぶらりんにする 答えを出さずに留保できる力 エポケー
ネガティブ・ケイパビリティを発動している時にはリソースを投下して行動することができない けど大事
会社とくに人数が大きいとき、締め切りが決まっているときは発動しにくい 
目的を持って集まっている組織では何かを決めて前に進まないといけない

山口周『世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?』Science ,Craft, Art

アートをサイエンス化(数値化)すると本質を失う 映画『いまを生きる』
ビジネスのミッション=アート 組織では資金調達などのために数値目標に置き換えることをやりやすい
最初はこの数値は代替目標であることに気づいているが、そのうち数値自体が目標になってしまう
集団だけでなく、個人についても当てはまる
個人レベルでも組織レベルでも、サイエンス、クラフト、アートのバランスを取ることが大事

ポパーの反証可能性
中村桂子 科学者の「想定外」という言葉に憤りを感じる 「想定内」という縁取りを勝手に決めるな

数値の外にあるものとの調和をどれだけ心がけられるか
サイエンス寄りになりすぎていることを自覚するだけでもいいのでは

教育の重要性 サイエンスやポジティブ・ケイパビリティに偏重しすぎ
外部の脅威があると尺度を一本化せざるを得ない 脅威を感じると統合されていく
貧困状態や危機に直面しているときはIQが14下がる(徹夜明けやアルコール中毒くらい)

Poverty Impedes Cognitive Function / Anandi Mani et al. Science;341:6149(2013) https://www.science.org/doi/abs/10.1126/science.1238041

『世界はありのままに見ることができない』

危機に直面した時はそれだけを見ることができるDNAが残っている
サイエンスは世の中をパターン化することによって認知負荷を下げる
ときに本能を回避することができるかどうかが人間を他の動物と分けている
余裕がある時に長期的な視点を持つことができるか
クリエイターはたくさんのモヤモヤを抱えてうんと困っている とにかく量産するパターン 悩みまくっているパターン


「意味のある混沌」
何をどうすればいいかわからないその先に何かが生まれる

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス 伊庭崇研究所HPより https://collabpatterns.sfc.keio.ac.jp/No18.html

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