私の本の選び方

平成30年の年間総出版数は約7万冊(総務省統計局)。ということは、1日あたり200冊の本が出版されているということになります。

これだけたくさんある本の中から、読む本をどうやって選べばいいの?

今回は、私の本の選び方、本を探すのによく使っているサイトや本について、ご紹介します。

目次

本の選び方

本の選び方には以下の3つがあります。

  1. 書店で探す
  2. ネットで探す
  3. 本で探す

ネットで気になる本があったらまずAmazonで調べます。レビューも参考にしつつ電子書籍があればKindleで購入してすぐ読み始めます。紙の本しかなかったり、すぐ買う決心がつかない場合はとりあえずカートに保存しておいて書店で実物を見てから決めることもあります。「おすすめの本をまとめた本」から本を選ぶこともあります。

書店で探す

私は書店に行って実際に本を見て選ぶことが多いです。地元の本屋さんでも、文庫本や新書を探しているときはここ、とか、ビジネス書が多いのはここ、とか使い分けています。医学書で探しているものがあるから丸善行こう、とか。

週1回は行きます。買いたいものが決まってなくても行きます。子供のこととか考えずに好きなだけいてもいいよと言われたら、丸1日過ごせます。なんなら住みたい。

新刊コーナー、新聞の書評コーナーは必ずチェック。丸善など大きな本屋さんだと、その時々で特設コーナーがあったりするので、そこでも出会いがあります。

内容や本のサイズ、書体や紙質など、実際手にして分かる情報もたくさんあるので。読んでみたいなと思っていても、実際見てみて何か違うなとやめることもあります。

また、偶然の出会いがあるのも本屋さんの醍醐味です。気になる本やジャンルの本棚の周辺に目を向けることで、読みたい本が見つかることもよくあります。

うちの近所の個人でやっている本屋さんには、文庫本を著者名で(出版社関係なく)並べているお店があります。そういう個性のある本屋さんも好きです。

ネットで選ぶ

最近はあまり外出しないこともあり、ネットで選ぶことが多いです。電子書籍があるものはKindleで買ってすぐ読み始められてよいです。

Amazon

基本はAmazonで買っています。気になるキーワードで検索したり、前に買った本からのおすすめをどんどんクリックしていったり。読みたい本があればいいけど、漠然と新しい本どんなのが出てるかなーとかいうときは、実店舗よりは探しにくい気がします。偶然の出会い、予想外の出会いは書店のほうがありますね。

あと、テレビやラジオなどで聞いて気になった本は、すぐAmazonで検索して、とりあえずカートに入れておくか、検索履歴を残しておいて後でゆっくり検討したり、書店に行った時に実物をチェックしたりしています。

HONZ

ノンフィクションの書評サイト。いろんなジャンルの本(けっこうマニアック!)のレビューがたくさんあります。ノンフィクションはこのサイトで紹介された本を買って読むことが多いです。

Twitter

Twitterで作者さんや本好きな人たち、出版社のアカウントをフォローしているので、新刊や面白かった本が目に入る機会も多いです。気になる本があったらいいねやリツイートをして、あとでAmazonや書店で探して買ったりしています。

本で選ぶ

「本を紹介する本」から選ぶこともあります。そういう本を読むこと自体も好きで、何回も読み込んでいます。

ダ・ヴィンチ

本についての月刊誌です。私はdマガジンで読んでいます。毎回いろんな特集があったり、新刊本、おすすめ本も数多く紹介されています。

ノンフィクションはこれを読め!

「ネットで選ぶ」でご紹介した書評サイトHONZから生まれた本です。ここに取り上げられた本はけっこう買って読んだのですが、どれもおもしろいものばかりでした。

世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

2019年4月に発売された本。著者はマーケティング戦略コンサルタントの永井孝尚さんです。戦略、マーケティング、リーダー論など6つのジャンルに分けて、それぞれの必読書が50冊紹介されています。

『ビジョナリー・カンパニー』のような定番本から、『ティール組織』『フリー』『予想どおりに不合理』などの話題の本まで、幅広いセレクト。それぞれの本が6ページくらいで解説されているのですが、1冊の本の内容を数ページにまとめるやり方も参考になります。

経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる

著者の蔭山克秀さんは、代々木ゼミナールの公民科講師。さすが、とてもわかりやすいです。「経済学の基本がわかる」「経済発展と自由主義がわかる」「資本主義がわかる」「豊かさと貧困がわかる」の4章に分けてそれぞれのおすすめ本を紹介しています。

アダム・スミス、ケインズ、ウェーバー、マルクスなどの基本書から、スティグリッツ、ピケティまで、タイトルどおり全50冊をざっと学べる本です。

私はもともと貧困問題に興味があるので、本書に紹介されている「豊かさと貧困がわかる名著11冊」が興味深かったです。『ムハマド・ユヌス自伝』や『貧困の克服』(アマルティア・セン)を読んでみましたが、すごく勉強になりました。

こういう解説本で気になった本は、実際買って読んでみることをおすすめします。ダイジェスト版は短時間にたくさんの本のエッセンスを知ることができてお得ですが、ダイジェストでは削られてしまう内容や著者の表現など、もとの本を読むことで得られるものは大きいです。

News Picks Magazine(2018 vol.2) ニューエリートの必読書500

ニューエリートが何なのかはよくわかりませんが、「テクノロジー」「統計学」「アート」など17の分野で活躍しているそれぞれの人におすすめの本を紹介してもらった特集号です。まだ買ったばかりですが、その分野の第一人者たちばかりなので、紹介されている本も間違いはないだろう、という気がします。興味のある分野から少しずつ読んでいけたらと思っています。

まとめ

私の本の選び方について書きました。好きなのは、書店→ネット→本。便利なのは、ネット→書店→本、の順かな。

読んでも読んでも追いつかない。ああ、時間が足りない。でも、読みたい本がまだまだあるというのは、幸せです。

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