【おすすめ】初めて英語で症例報告を書いた時に役立った本

初めて論文を書くときは、やはり症例報告が書きやすいと思います。そして、どうせ書くなら英語で書いたほうがいいです。読んでくれる人の数が全然違うから。貴重な症例で得た知見を、世界の人に読んでもらいましょう。

私が初めて英語で症例報告を書いた時、論文を書くこと自体初めてだったので、どうやって書いたらいいのか分からず、とにかくたくさんの本を読みました。

その中で役に立った本をご紹介します。

目次

『アクセプト率をグッとアップさせるネイティブ発想の医学英語論文』

英日、日英両方の医学論文翻訳を行なっているプロの翻訳家である前平謙二さんの本です。

Allow、Include、Explainなど、50の基本動詞が実例とともに挙げられており、よく目にする何気ない動詞をうまく使うことで、一気にこなれた英文が作れるということを教えてくれました。

また、「〜と考えられる」「その結果」「役立つ」など、論文に頻出の表現や、センテンスの組み立て方など、実際に使える表現がたくさん載っていて、たくさん読んだ本の中で私はこの本が一番実用的だったと思いました。

『必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則』

東京大学の康永先生の本です。定番ですね。

なぜ論文を書かなければならないのか。書かなければ何も残らない。というようなモチベーションを上げる言葉から、Introduction、Method、Result、Discussionなどそれぞれのパートごとに書き方を丁寧に教えてくれます。

Abstractがまずいと査読にも回らない。Introductionがまずいと読んでいる途中でRejectを決めることもある。つかみに手を抜かないこと。

さらには、先行論文の読み方から投稿先の選び方、Cover letterの書き方にReviseのやり方まで、まさに手取り足取り。東大生は学生の時にこんな授業を受けられるなんてうらやましいです。

症例報告ではなく原著論文の書き方についての本ですが、初めて論文を書く人は読んでおいて損はないと思います。

『English for Writing Research Papers』

英語の本ですが、論文を論理的に書くための方法について書かれた本だけあって、非常に論点がクリアで読みやすかったです。

センテンスの作り方、文章は短ければ短いほどいい、動詞と形容詞の使い分け、否定文と肯定文の使い分けなど、英語ならではのポイントがたくさん。

また、keyになるフレーズは最初に持ってくる、パラグラフの長さは最大15行、ひとつの文は12-15単語にする、盗用・剽窃とは何か、など、具体的で実用的な内容もたくさんでした。

『論理が伝わる「書く技術」 「パラグラフ・ライティング」入門』

倉島保美さん著のブルーバックス。世界標準の文章技法であるパラグラフ・ライティングを学習するための本です。

論文でも大事なことはそれぞれのパラグラフの冒頭に書きます。冒頭の文だけを追っていけば全体の要旨が分かる、というのが理想です。

本書で有用なのは「第2部 パラグラフで書く」。日本の学校教育ではあまり教えてもらえなかった、パラグラフ・ライティングの方法がよくわかりました。

まとめ

以上が、私が英語で症例報告を書いた時に役立った本です。あとは、参考文献の中から使えそうな表現、センテンスをストックしていくことも大切かと思います。もちろんまるまるコピペはもってのほかですが。

論文を書いたら、小児科専門医試験の勉強をしましょう。こちらの記事で私が実際に使って合格した本をご紹介しています。

みなさんのお役にたてたら嬉しいです。

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