【レビュー】読む人の立場で書け『いますぐ書け、の文章法』

毎日ブログ記事を書くようになって、文章を書くことについての本も読むようになりました。著者の堀井憲一郎さんは、雑誌のコラムニスト。書くことのプロがライティング講座で話した内容をもとに書かれた本です。

うまく書くにはどんなことを意識したらいいんだろう。プロの技とかあるのかな。

著者はこの本で、頭で考える前にまず書け、と言っているよ。この本を読むと、書くことに対する意識が変わります。

この本に書かれてあることを今日から意識してみると、少しずつでも文章が変わりそうです。

目次

読む人の立場で書け

本書で著者が一番伝えたいのは、とにかくこの「読む人の立場で書け」の一言につきます。極端に言うと、「自分の主張をいったん曲げてでも、読者に楽しんでもらおうとしてますか」ということです。それができるかどうかが、プロとアマの大きな違いだと著者は言います。

単に「読者」「30代女性」というかたまりではなく、具体的に、形ある人としてイメージすること。誰が、どのような気持ちでこの文章を読むのか、まで踏み込んで考えることが大切。

これは本当にいろんな人が言っています。何度も聞いて頭では分かっていても、実際行動するのは難しい。でもとにかく意識してやっていくしかない!

人を変えるために書け

文章というものは、読む人がいて初めて役割を果たします。「誰に」向かって書くか、が決まれば、自然と「何を」書くべきかは決まってくる。人は、知らなかったことを知ると「おもしろい」と思い、自分が何か変わったような気がします。だから、文章を書く目的は、「人を変える」こと。自分個人の考えはどうでもいい。自分の文章を読んで、その人がどう変わるか、を常に意識すること。

人は人の話を聞きたいだけなのだ。人の考えはあまり聞きたくない。

2章 文章は人を変えるために書け

客観的な文章は使えない

公開される文章を書こうとすると、多くの人は公的な正論とか、一般論とかを書きがち。ですが、本来文章とは個人が発するもの。公の正論だけでは読んでもらえない。

そもそも人が書く文章は「独断と偏見に満ちている」もの。たしかに、自分の独断と偏見で書いた文章を公開することは勇気がいります。怖くなります。それが「書く」ということだから。逆に、書くときに怖くもならないような内容は書く意味はない

諸君、異論があるか。あればことごとく却下だ

これは、森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』の一節です。おそらく異論は出てくるだろう、でも、それを超えて私は発言する。著者は、文章というものはこれくらいの心持ちで書かなければならない、と言っています。

社会正義は、とにかく人をげんなりさせる。社会正義を語るのは”逃げ”である。
逃げちゃだめだ。
みんな、文章を書くことによって、もっと、傷つくしかない。
つまり「社会で悪いとされてるところを無難につっこむ」のではなく「世間ではどう言ってるのか知らないけれど、私は変だとおもう、(おもしろいとおもう)」というものを何とか見つけ出して、提出し続けるしかない。最初からそれがうまくいくわけがない。自分のオリジナル視点を否定されて、傷つくしかない。失敗するしかない。鼻で笑われ、相手にもされず、評価もしてもらえないような企画を抱え、それでも自分のほうが正しいと思えるものを胸の奥深くに抱え込み、受けるとおもったのに受けなかった企画について素直に自分の失敗を認めて、それで進むしかない。

3章 客観的に書かれた文章は使えない 

情熱と冷静さ

熱い気持ちで、公的ではなく個人的な内容でいいからとにかく一気に書いて発散させる。その後少し時間をおいて、冷静になって読み返してみて、余分なところをガンガン削っていきます。

文章を書くのに大事なのは「前へ進む力」。前に進むためにはどうするか。何でもいいから書く。具体的な誰かを想定して、その人のために書く。そして、書くために読む。読んでからまた書く。とにかく書いて書いて書き続けること。

どういう内容を書くかは事前にだいたい考えておくけれど、書き始めたら自走するのが理想です。文章は自走する。時に暴走する。そのときに頭に浮かんだことをそのまま書く。大事なのは即興性。書き終えたら、冷静になって見返し、行数に合うように削っていく。

書く前に考えていたことだけを書いた文章は、失敗である

まとめ

文章を書くときに大切なことが、具体的に書かれていてました。「読者の立場になって書く」ということを、今この瞬間から意識します。

自分の意見を書くのは怖いし、勇気がいるなと躊躇していました。著者によると、それは当然のこと。書くことは怖い。逆に、怖くならければ書く意味はない。そして、書くからには曖昧にごまかすのではなく、断定しなければならない。

なんか勇気が出ました。ここに書かれてあったことを、これからも心に留めておこうと思います。著者の文体もめっちゃおもしろくてクセになります。

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