私は運動全般苦手で、今までスポーツが楽しいと思ったことはなかったのですが、10年前に少しは体を動かさないと健康によくないと思い、ジョギングを始めました。
ジョギングのいいところは、一人でいつでもどこでもできて、最低限シューズさえあればできる気軽さです。
快適に走ろうと思ったらウエアもあった方がいいね。あとガーミンのGPSウォッチも私には必需品です。
思い立ったときにだけ走る、ベストタイムは、10km1:03:43、ハーフ2:36:17のへなちょこランナーです。
今回は、そんなゆるゆるランナーの私が、読むと走るモチベーションが上がる本をご紹介します。
『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹
村上春樹さんはバリバリのランナーです。この本には、
- 小説家は体を使う仕事だから、体を鍛えないといけないと考えていること
- 自分の体と対話しながら走ることは執筆のペースメーカーにもなっていること
- サロマ湖100kmウルトラマラソンを走ったときに感じた、限界のその先
などなど、ランナー村上春樹の魅力がたっぷり詰まっています。
村上さんが走るときに聴いている曲とかも出てくるので、私もそれを聞きながら走ってみたりしました。
『BORN TO RUN』クリストファー・マクドゥーガル
この本は、ランナーでもある著者の素朴な疑問から始まります。
いろんなテクノロジーが詰まった高級なランニングシューズを履いて走っても足が痛くなるのはなぜだろう?
メキシコの秘境を、手作りのサンダルを履いて一晩走り続けるタラウマラ族のことを知り、「自然に走る」ことに目を向けるようになります。
オーディオブックで買って、冬の朝にジョギングしながら少しずつ聴きました。今もこの本を見ると、寒い冬の朝のイメージが蘇ります。
『風が強く吹いている』三浦しをん
寛政大学の竹青荘という下宿に住むメンバーを寄せ集めて駅伝チームを作り、夢の箱根駅伝を目指す物語。現実はそんなうまくいかないでしょうと思いつつも、やっぱりこういう青春スポーツ小説は良いですね。箱根の山を風を切って走るシーンを読むと、こんなに速く走ることができたら、きっと気持ちいいんだろうなあ、と思います。
実際私の走る姿は、ヨタヨタ、トコトコですが・・・脳内イメージだけは「風を切って」います。
『マラソン1年生』たかぎなおこ
漫画家たかぎなおこさんが、お友達とジョギングを始めて、走り終わった後の「ごほうビール」とご当地グルメを目的に全国各地のマラソン大会に出場するようすを描いたコミックエッセイです。
ジョギングを始めたころのたかぎさんは、まさに走り始めたときの私と同じ。ですが、どんどんタイムを伸ばしていくたかぎさんたち、完全においていかれました・・・
少しずつ出場する大会の距離を伸ばして、最後はホノルルマラソンでフルマラソン完走。すごいです。
続編の『マラソン2年生』『海外マラソンRunRun旅』も読みましたが面白かったです。旅ランっていいなと思いました。
まとめ
ここにあげた本は、読み返すたびに、よし、また走ろう、と思う本ばかりです。マラソン大会も軒並み中止になってさみしい限りですが、ジョギングは一人でもいつでもどこでもできます。ここしばらくまったく走れていないので、またこの本読んでジョギング再開しよう、と思いました。
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